山の物語 

 

山の物語作品概要

 イーアイオー初作品。Yumi作。

わからないことだらけで手探り状態で試行錯誤の末に数年がかりで出来上がった作品。

All That Jazzとして試演後、大幅に手直しをして「山の物語」として完成。

20165月にソロバージョンで上演。上演時間およそ6分の短編作品です。

 

通常の戯曲のイメージとは異なり、説明文などはなく全編一人のセリフのみです。

セリフは独り言や誰かに話しかけているのとも少し違います。

 

 どことなく物悲しくて美しくて切なくて、生きること・存在することを考える作品です。

  

 

山の物語~ソロバージョン チラシ


 

 

パンフレットより


 

 「山の物語」は私が初めて上演するために書きあげた作品です。この作品を書いていて、これは自分で演出することに意味があるように思えてきました。そしてこれを演じられるのは自分だと思いました。ですが演出のやり方もわからないし、技術も知識などいろいろと未熟な私にとっては大変なことなのです。

 

先日、新聞にAIという人工知能の記事が載っていました。なんでも世界最強の棋士に勝ったそうです。AIはすでに簡単な短い小説も書けるらしいです。その進化は目を見張るものがあるそうです。

 いずれAIを使ってテキストが書けるかもしれません。それどころかいつの日か応用されて演出や演技やダンスまでできてしまうかもしれません。凡庸な私は、AIにはかなわなくなるでしょう。技術も知識も判断力もどれ一つかなわないでしょう。未来の私はAIで作品を作ることになるのでしょうか?

 今回の作品はとても短いものです。でも何かが詰まっています。この作品は観客の皆様にお届けすると共に未来の私へのメッセージなのかもしれません。

                                                                                                                                                                                   Yumi


 

リサーチ写真






上演写真